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カンヌ映画祭 一日目

2015年5月13日

5月13日。
東京の羽田を出発してから20時間。ほぼ、1日かけてカンヌに到着しました。今晩が映画祭のオープニングということで、街のあちこちに今年のポスターを見かけます。でもまだ人影はまばら。鄙びた海辺の観光地という感じです。『誰も知らない』で来たYOUさんが、熱海?と呟いた、そんな感じですが、恐らくは今晩からまた異様なテンションの非日常が始まることになるのです。
喧騒に、惑わされずに、しっかりと地に足のついた日々を『海街diary』とともに過ごしたいと思います。ホテルの部屋に辿り着いてシャワーでも浴びてひと眠りしようかと思ったら部屋の電話が!日本語以外ダメな私はこういう時にいったんは、受話器を取るかどうか躊躇するという、情けない状態は20年前に初めて映画祭に参加した時から何の成長もしていません。しかし、しかたない。思い切って出たらあなたのスケジュールがしたにあるから取りに来て、とフランス語訛りの英語がなんとか聞き取れました。仕方なく、シャワーを諦めてロビーへ。そこで、たぶん、『海街diary』の海外セールスを担当してくれる会社のスタッフからスケジュール表を渡されました。
ここに書かれた『OUR LITTLE SISTER』が『海街diary』の海外版のタイトルになります。
スケジュール表によれば、今日の夕方から早くもフランスのプレスの取材が入っている模様。
気合をいれて、初日スタートです。

ちなみに4枚目の写真。日本語タイトル、ウニ街になってます。美味しそうな名前

是枝裕和