スタッフ日記
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ピーコックと寿司と監督と
2007年8月11日   文 : 砂田麻美
写真 : 飯塚美穂

今日は、横山家に勢揃いした一家の昼食シーン。
このシーンは一度もカットを割らない長回しで撮影された。
絶妙なタイミングで、互いの台詞を交わしていく俳優陣。
彼らは自分の台詞が半秒ずれただけで相手の「間」を犯してしまうだろうその瞬間を
6分間、計6回も演じ続けた。
モニターを通してみる彼らの姿は、どこからみても
久々に集ったリアルな日本の家族、そのままだ。

この昼食シーンで食べていのはお寿司だったので、
撮影後監督が「お寿司を食べたくなった」と言い出した。
実は私も食べたくなっていたので、
撮影所の隣にあるピーコックに行ってお寿司を買う。
監督があまりに沢山のお寿司をスーパーの籠に入れようとするので一応止めてみたが、
「大丈夫だ」と言って聞かない。
相手は監督なので、言う通りにしてみる。
編集室に戻っていざ食べ出すと、結局監督はすべてたいらげた。
東宝撮影所の隣のピーコックの握り寿司パックは、美味しいです。
カンヌが認めた美味しさです。

明日もいい日になりますように。


 

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