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カンヌ映画祭 七日目

2015年5月19日

19日。7日目。
ちょっと疲れが出て和食が恋しくなる頃です。
昨日は松竹の迫本社長と並んで溝口健二監督の『残菊物語』のプレゼンターを務めました。迫本さんは、松竹は、歌舞伎、新派、新喜劇をきちんとやっていきたいし、かつての名作映画は採算をひとまず考えずに修復、保存に力を入れる、と。トップの人が、こういうふうにどうやったら儲かるか?だけでなく、映画「文化」に対して私たちに何が出来るか?という姿勢、哲学をお持ちであるということに、ちょっと嬉しくなりました。
昼は『海街diary』のベネルクス三国の配給権を買ってくれた方々とミーティングランチ。そのあと、番組や、対談収録の為にひとり残っていた綾瀬はるかさんをお見送りしました。楽しい滞在になったようでなりよりです。
夜のKANPAIナイトはロボットガールとくまモンにおまかせして、ディレクターズディナーへ。黒沢清監督とツーショット撮って頂きました。今日は昼まではオフ。午後はまたフランスメディアの取材を2時間ほど受けます。

是枝裕和