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キャンペーン

2006年4月27日

先週から今週にかけて全国キャンペーンでした。
福岡から広島、大阪と移動しまして、いったん東京に戻って名古屋、札幌と。試写会も盛況で会場からも笑い声が起きていまして・・・。これは今までの僕の映画ではほとんど経験のないことなんですが・・・
うれしいもんですね、笑ってもらえるって。ほんと。

で、面白いのは土地によって笑ってくれるポイントが微妙にずれること。1度目にどこで会場がわくかを覗き見してるんですが、東京よりは大阪が早い、というのは想像がついたのですが、今回一番「笑い」の早かった、のりの良かったのは名古屋でした。「コンサートをやっても名古屋のお客さんは独特なんですよ」とは岡田准一君の弁。なるほど、そういうことって、こんな狭い日本でも、結構あることなんですよね。大阪の舞台挨拶には宮沢りえちゃん演じるおさえの息子進之助役を演じてくれた田中祥平君も参加してくれて(連れて帰りたくなるほどかわいいんですわ、これが)、なごやかな時間でした。

あさって4月29日には京都の立命館大学で特別試写会があり、木村祐一さんとの対談も予定されています。キャンペーンはひとまずそこで終わり。

僕は小説執筆の追い込み(追い込まれ)に入ります。
いやぁ・・・毎週こうしんって・・・大変だわ。ごめんなさい。

※この文章は、『花よりもなほ』 公式サイトの "ほぼ毎週更新監督通信" から転載しています。

是枝裕和