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無題
2005年5月29日 M
是枝さん、「誰も知らない」撮ってくれて、ありがとう。
生きる勇気がわいてきました。
そして、母に、とても会いたくなりました。

無題
2005年5月27日 315
時をとめる方法を教えてください。

その後
2005年5月26日 高円寺住人
この映画のモデルとなった少年と妹2人そして母親はその後どんな人生を送りどんな今を生きているのだろうか?
そしてこの映画をどの様に受け止めているのだろうか?
それぞれに幸せに暮らせている事を心から願いたくなる映画でした。

完璧でした。
2005年5月25日 あるふママ
見終わった時は、世界中の人達に「日本にはこんなに素晴らしい映画作りの出来る人たちがいるんですよ」と叫びたい気持ちになっていました。セリフ、映像、音、レイアウト、配役....全てがこれ程までに完璧に計算されつくして出来上がった映画を見たのは最近では初めてのことでした。練り上げられた著名な詩人の美しい「詩」、或いは偉大な芸術家の「絵画」を思わせる位、どの場面にもどの言葉にも深い意味が感じられ、一時も画面から目を離すことが出来ませんでした。一番好きな場面は彼が万引きをしなかった所(信じてくれたタテタカコを彼は裏切らなかった!)。少女からもらったゴクリを呑み終えたあとに並んだ4コのコップが残されたテーブルのシ-ン。電気が来なくなった事が確認できた時に伸びていた手と蛍光灯のひも。「お兄ちゃんカゼひいた」のセリフ。都内を走る夜の電車。(群衆の中の孤独、誰も知らない、彼らのことを誰も知らない、あれだけたくさんの人が住む都会のど真ん中にいる彼らのことを。)3人の妹弟の保護者であり続けた彼。崩れかけたけど、崩れきってはしまわなかった。一日一日がきちんと完結していく、過去もなければ未来もない生活。何も積み上げられては行かない...全く、「脱帽」です。

想い重い
2005年5月24日 はな
感動というより悲しい気持ちになった。ゆきちゃんと同じ年の子を持つシングルマザーとしてやるせない気持ちになった。演技
力は感じたがストーリーは見た後に落ちるような・・・悲しいと思う事も感動なのだろうか・・・

無題
2005年5月24日 コリ
知らない。知らない。
元となった事件を知らなかった。
だけれども、知らなくても苦しくなった。
向こうの靴は新品なのに
ずっとはいてる靴をはく主人公。
切なくなった。
母は自分は悪くないという。
じゃあ悪いのは誰だろう。
悪い人がいるから悪い事はおこるんだろうか。
だけど彼らの気持を理解できない。
理解したつもりでも、それはつもりなのだ。
私にはこんな経験はない。
それは、この作品に関わる人たちにも言える。見た人たちにも言える。
そこには少なからずとも同情の念が入り込んでしまうかもしれない。
それを怒る人がいるかも知れない。
だけれども
その思考を汲み取ろうとする事は、悪い事だろうか。
表現しようとする事は、悪い事だろうか。
誰もしらない。
良いかどうかなんて、そんな事、誰も、しらない。

誰も知らないを見て
2005年5月23日 シン
この映画を見て、すごく大きなものを感じたし、考えさせられた。それがなんなのかは、僕にはうまく言い表せない。それに、言葉で表せるほど簡単な事じゃないのかもしれない。ただ、この映画を見た事はすごくよかったと思う。
子供達みんなが自然で一生懸命で、それが一番の見所というか心動かされるところだった。僕はまだ子供で出来ないことも多いけど、逆に出来ることも思っている以上にあるってわかった。一日一日を大切に一生懸命生きていこうと思った。
この映画を作ってくれた全ての人に感謝します。

せつない
2005年5月21日 ゆよこ
私と弟も母に女手ひとつで育てられました。
この映画を観て、母が仕事で帰りが遅い日はベランダの窓に張り付いて母の姿が見えるのを待っていたことを思い出しました。
10代の頃一度だけ母に聞いたことがあります。
『私たちを置いていなくなろうと思ったことないの?』
母は『・・・あるよ』と答えました。
少しショックでしたがすぐに『でもあんたたちが居たから、真面目にがんばってこれた』と言ってくれて胸が詰まりました。
大人になって子供の頃を思い出すとギリギリの生活だったと思います。
でもそんな状況下でも母は明るく愛情を注いでくれました。
今私も母になり私が受けたような大きな愛情を子供にもっともっと注いでいきたい。
子供をたくさん抱きしめてあげたい。
改めて強く、強く思います。
これからは自分の子供だけではなくてもっと周囲に目を向けていきたい。
大人からすれば些細なことでも子供にとっては大きな助けになり得ると感じました。
そしてどうか悲しい思いをする子供たちが一人もいなくなりますように。。
そう願ってやみません。
最後に。
この作品を観て多くの人が深く考えることができると思います。
このショッキングな事実を世の中に埋もれさせないでくれたことに感謝します!
当事者の子供たちが今ささやかでも幸せに暮らせているといいな。。

気高い少年の魂
2005年5月20日 小林道子
人間には、高い魂とまだ成長未熟な魂があると聞きます。主人公の明くんはそんな高い魂を持った子供だったんですね、きっと。真実の愛が何かをすでに知っているんです。その彼のまなざしが、私達大人の眠っている深い何かを呼び覚ましてくれます。
カンヌ祭の直後に私も、あの海を訪れました。ほんの少しの差で皆さんにお会いできなく、残念でした。日本で習ったヒーリングのワークをカンヌで行いました。フランスでも子供達は、重苦しい家族関係の中で、あえぎながら生きています。カウンセリングで彼らが語る言葉から、うわべでは見えない子供の真実を知って、胸が張り裂けそうになることがあります。家族が平和でないのに世界が平和になることはありえないと思ってます。
私はフランスで3人の子供を産み末っ子を病気で亡くしました。今長男は映画監督になるのが夢です。初めて作った彼のショートフィルムは、自分の弟とその恋人のドキュメンタリー。なんとなく『誰も知らない』の映像タッチ風なんですよ。そこでこのホームページを開いて、新たに感動しています。
息子にも是枝監督のような深い作品が出来るよう、そして子供たちが決して口に出せない真実を、映像によって大人たちに知らせていってもらいたと期待しています。
どんなに苦しくても子供(人間)の深い魂は、穢れない強さを持っているということを、この時代、一刻も早く伝える必要があるのではないでしょうか?
是枝監督、どうか、これからも素晴らしい作品を作り続けてください。
追伸
カンヌの海岸のすぐ向かいに在る二つの島のひとつに、少年鉄火面は何年も閉じ込められていたのです。この古い残酷物語も家族関係の実話です。『子は宝』という日本のことわざは、日本のいつの時代から言われたことなのでしょうか? いつから言わなくなったのでしょうか? それは何のせいなのでしょうか?

私は知らない。
2005年5月17日 坂本
学校に行かない生活を私は知らない。
お母さんが帰ってこない数ヶ月間を、或いは一生を、私は知らない。
肉親がある日突然冷たくなってしまう日を、私は知らない。
そしてきっとこれからも、私は知らないまま、経験しないままで居続けるんだ。世界には今もどこかで、切ないくらいに愛情を欲している子供が居るというのに。
哀しくて泣きそうだ。

無題
2005年5月17日 吉田 譲
「同情」はしたくないなと思った。
僕らは彼らと同じ世界で生きている。
彼らを取り巻く状況は決していいとは言えないのに、
マンションで変わらず暮らす四人の姿が想像できる。
疲れ果てた弱々しい眼ではなく、生きようとする強い
眼が想像できる。
ものすごいエネルギーをもらいました。ありがとう。

誰も知らない
2005年5月15日 fukumasa
公開当時映画館にて本作品を拝見しました。
『誰も知らない』というタイトル、この言葉の持つ意味に考えさせられました。
この家族の母と子供達の関係。置き去りにされた子供達の生活。なぜこのような事件が起きてしまったのか。本当のところは誰にも分かりえないのかもしれません。
実際の事件の背景的な要素は語られず、本作はフィクションとして語られています。しかし物語の中に組み込まれた様々な出来事によって物語の中の子供達はもとより、実際の事件の子供達はどう考え行動し、生きたのか?本当に考えさせられました。
誰も知らなかった出来事がこの映画作品によって再び今に伝えられ誰かが知ったと言うことが重要なのかもしれません。そして私自身もこの作品によってこの事件を知り、考えさせられたと言う事。
本作を拝見後未だに自分の中でうまく感想を表現出来ないのですが、この作品を世に出してくれた是枝監督へありがとうと言いたいです。

脳味噌の片隅
2005年5月13日 sachi
自分の小さいときの記憶が蘇り、
複雑な気持ちになりました。
わたしの中で、3本の指に入る作品です。
あのラスト引越し会社のトラックが、またいろいろ想像させます。。。
2人の子供にも、いずれ見せてあげたいです。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
ドイツから
2005年5月12日 なおと
遠いドイツでこの映画をみました。
留学中の身で日本語に飢えていたこともあり
邦画が見られる!
という嬉しさを抱きつつ映画館に向かいました。
しかし映画が始まると、そのつかの間の嬉しさも
すぐに消え去ってしまいました。
周り人から聞こえる涙をすする音。
ゆきの亡くなった直後に現金と共に送られてくる
「頼りにしています」というメモのシーンでの
映画館全体からこぼれるため息。
上映後に数人に映画について質問してみたところ、
「良い・悪いではない。悲しいだけだ」
「今から家に帰って、まず我が子を抱きたい」
という答えが返ってきました。
ぼく自身の感想は、
「こういう事件が起こったことが、ただショックだった」です。
涙もろいぼくが、なぜか1滴の涙も流すことはありませんでした。
それくらいこの映画に引き込まれ、向き合えたということなのでしょうか?
映画館のみんながいろいろなことを考えさせられた作品だと思います。
ありがとうございました。

私も母です
2005年5月10日 花火
私は正直胸が詰りました。3人の子の内末の娘は違う人の子です。でも私の子に違いはありません。私も女手1つで3人の子と母親を養っていて掛持ちの仕事をしています。あ〜辛いって思う事も多々有ります、でも支えでも有ます、私の命は上の子2人に
助けて貰った命やから・・・だから私も誰かの手助けが出来たら・・・明兄弟を助けてあげたかった、私でいいなら力になりたい、そう思います。そう思うから私はいつも心の中で呟いてます、私が居るよだから私にサインをだして飛んで行くから私が守るから・・・
もう辛い思いをする子が0になるよううに・・・。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
本当に大切なもの
2005年5月9日 たんぽぽ
明君の来た道を後ろから一緒に歩いて観てきたような気がしました
明君は、家族の笑顔に包まれた空間で一番幸せそうだったですね
お母さんが出て行ってしまってから、お金を借りに行ったり、お年玉を母からだと言って渡したり、京子ちゃんがくれた4000円を花見ピクニックに使ったり、妹弟の笑う顔が一番明君の生きがいだったのかな?と思いました
生まれて初めての野球に心躍らせて帰ってきた時に、ゆきちゃんが亡くなっていたのには、重すぎる明君の責任からせっかく開放された時だったので一層辛かったです
亜紀ちゃんの姿を観て、自分もあのように傍で聴ける人になりたいと思いました
宝石のような映画を有り難うございました

無題
2005年5月8日 磯子波平
ちょいとキツイ内容でした。
実は私、妻子有る身で、以前、子供3人を抱える女性と付き合ってた事が有り、その女性が先日、持病の発作から他界しました。残された子供達は、女性の両親が育てていくのですが、葬儀に参列した際に、見慣れないもう一人の子供が・・・。
3年前、堕ろす約束で別れた筈の3歳児がそこに居たのです。彼女の形見、最後の抵抗でしょうか?
これでは、タクシー運転手や、パチンコ店員と変わりませんね。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
我が子のぬくもりを確かめました
2005年5月8日 藍
ビデオで見ました。
やり場のない寂しさ、虚しさ…。
それでも力を合わせて懸命に生きる兄弟たち…。
切なくて、「次のシーンはもしかしたら母親が帰ってくるかもしれない。」「学校に通えるようになるかもしれない。」
そんなことを願いながら見入ってしまいました。
コンビニの店員に、
「福祉の人とかに相談したら、4人一緒にいられなくなる。」
と言った、お兄ちゃんの言葉が印象的でした。
ゆきちゃんが死んでしまったことも、本当に悲しいことだった。
今の時代、ちょっとしたことでも病院へ行き、死ぬことなんて、あり得ないって思っていたけど、病院に行くこともできない、死んでいく妹の姿を前に、子どもだけではあまりに無力だと痛感しました。
冷たいゆきちゃんの体を優しく撫でて、自分たちの精一杯のやり方で葬ってあげた姿もまた、心に残りました。
そして、それでもまた、明日が来るから、懸命に残った3人で力を合わせて生きてゆく・・・。
寝床に戻って、我が子の寝息とぬくもりを確かめ、当たり前だけど、温かい我が子を抱いて寝ることができることに、「あしがとう」と言いながら、眠りにつきました。

無題
2005年5月7日 yagi
『誰も知らない』すごくおもしろかったです。柳楽優弥君はすごいかっこいいですね☆演技もうまいです!! 『誰も知らない』の小説本はでないのでしょうか。でたら絶対買いたいです!!!
From Webmaster
現在のところ、『誰も知らない』が小説化される予定はございません。

ダサク
2005年5月4日 折井智彦
この程度の映画なら、大学の映画サークルで作れるだろう。人命を愚弄し、市井を嘲弄している。人間を撮るなら、誤魔化すな!ビートタケシにしても然り。審美眼、洞察力からして、真剣に観るものに映画を作るれ。馬鹿にするな!もっと映画を真剣に撮って、人間を知れ!人間に向き合え!人間と分かち合え!

【このメッセージは作品の内容に触れています】
無題
2005年5月4日 KIKO
この作品をDVDでみました。残酷な話だと思いました。子供たちには、希望や楽しさはなかったと思います。あんなにひどい母親がいるのかと怒りを感じました。その後、残された子供たちはどうなったのでしょうか?そして母親はゆきちゃんが死んでどう思ったのでしょうか・・

何か感じました
2005年5月3日 しおり
昨日偶然にも母が借りてきた「誰も知らない」
すんごい話題作だからと私は1人で夜中見てました。
私も父親がいません。兄弟は2人ですが母は1人で私たちを育ててくれています。
この映画を見て世の中にはこんな家族も居るんだと思いました。
母に捨てられなくて良かったと正直思いました。
この映画はホント何かを感じます。言葉では言い表せませんがとっても生きるうえで大切な何かを考えさせられます。
ほんとに見てよかったと思っています。
このような家族がなくなってほしいと願います。
でも兄弟の絆は見習ってほしいデス!
柳楽くんも私の1個上ですがすばらしい演技をしててあの目に吸い込まれちゃいそうでした!

母親として・・・
2005年5月1日 HIRO
私は、離婚をして 4歳になる娘と二人暮しをしています。娘にとっては、頼りになるのは 母親である私だけ。
だから、どんなに怒られても「ママ大好き」と寄り添ってくる・・・。
最近、仕事がうまくいってなくて、何もかも捨てて逃げ出したくなってた。
(そんな勇気もない私だけど)死んだら、もう色んな悩みから開放されるんだろうな・・・とか考えてた。
そんな中で、このDVDをレンタルした。ずっと気になってて借りてなかった作品。
娘が寝てるとき、一人でこの映画を観たんだけど、終わった後 涙がボロボロ止まらなくて、胸がギューっと痛くなりました。そして娘をそっと抱きしめました。
感想、うまく言葉に出来ないんですけど、とにかくとにかく 観て良かったと・・・そして、私も『娘と一緒に』もっと幸せになりたい!頑張らなくっちゃ!!と改めて思いました。
『誰も知らない』に感謝です。ありがとうございました。
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