皆さんから寄せられたメッセージ

生きていること
2005年4月29日 サキ


生きることの大切さをこの映画から学びました。
一瞬一瞬が楽しくて、一瞬一瞬が辛くて。。。
「今」ここにあるもの。。。
初心にかえることができました。
ありがとうございます。

生き方
2005年4月29日 あかり


戸籍も無く履歴書に何も書けない子がいるとは。他国にはいる、とだけ思っていました。まさか私の住んでいる日本にもいるなんて。
映画を見ているとき、明君達に無関心な大人たち、親達を、馬鹿だ、私なら自分を犠牲にしてでも助けるのに。そう思っていた。でも私の近所にも、明君達みたいな家庭があったのを知っていた。汚い格好で学校でも嫌われている子のことを知っていた。でも私はその子とは何も話さず、ただその存在を知っていた、だけだった。
結局私だって無関心だった。自分が嫌いになった。
映画の中の明君達は、明君達の生活を続けていた。親からもらえる少しのお金と公園の水で生きていた。大人になって働けるようになるまでそうやって生活していたのかな。私達は何をしたらいい?助けてあげたい、けどそれは、お金をあげて済む問題なのかな。明君達のような生き方もある、なんて割り切れる問題なのかな。

ほんとに色々考えさせられました。

それにしても、柳楽君はかっこいいなぁ…(´ω`)

無題
2005年4月25日 miku


ギリシャに住んでいます。当地の映画館で上映されていたので見てきました。戸籍がなく、そのために学校にも通えない子どもが現代の日本にいるなんて、普通の日本人には想像もつかないことですね。

ギリシャでは家族の結束が非常に固く、両親、祖父母、おじ、おばなど親戚一同で子どもの成長を見守ります。そんな彼らにはこの映画の世界はどのように映ったのだろう?と帰り道に考えていました。あるいは、数十年前の日本だったら?

一番下の妹の死はとても悲しかったけれど、それをきっかけに覚悟を決めたような明の表情と、一人欠けた後も同じように繰り返される子どもたちの生活がなんだか頼もしく見えました。大人になると忘れてしまうけれど、子どもって大人が思うよりもずっと物事がわかっていて、冷静で、シニカル。悲しくて、辛くて、ハッピーエンドでもなかったけれど、見終わった後になぜか希望のようなものが感じられたのは、そんな子どもたちの強さのおかげでしょうか。

無題
2005年4月24日 早希


優弥くんが好きだった先輩にあまりにも似ていて(笑)みてるとかなしくなります。。。(;−;)映画はすごくよかったです。優弥くんかっこよかったし☆★

ほっとしました
2005年4月24日 わんこ


お久しぶりです。神奈川のわんこです。
だいぶ前になりますが、日本アカデミーを見ていて「誰も」の話題が全くなかったので、不安に思ってました。
ちゃんと世の中に評価されていたのを知って、安心しました。憤ることは、沢山ですが最近は、救ってくれるお笑いで日々やり過ごしています。
例えば、CM出身の監督の映画とか。笑いが色んなものを救うというのを知っているのは、私たちの年齢までなのでしょうか。
笑いと子供がなかったら、この世は終わりですよねー。

明かりのある部屋
2005年4月21日 ふのっち


この作品をつくって下さったことに感謝します。
子供たちの表情、ひとつ、ひとつが目に焼きついて離れません。
胸が痛くて切なくて、涙があふれてとまりませんでした。

公衆電話のある角のビルの2階、白熱灯の柔らかな明かりの下、あたたかな家族(であろう)の暮らしが窓から垣間見えています。

10円玉がどんどん落ちていく中、必死の思いで電話をかける明と、彼の頭上の窓から見える家族の光景との対比が心に残りました。

あれは意図して描かれたものでしょうか?

全てが描かれている
2005年4月20日 誰か


この映画には全てが描かれていると思います。今の東京に何か希望を見いだそうとしても、全てのものにお金が必要で、手に入るものは、全てコンクリートに包まれる。そのコンクリートを悲しく照らす太陽と季節。この映画には日本の都会の全てが描写さ
れていると思います。絶望するニート達はこの映画を見て、そんな都会でたった一つ、笑顔を見れる瞬間は仲間であり、家族である、人と人との繋がりだと気づいて欲しい。この映画は間違いなく、世界中の人に、「これが今の日本です」と言える映画だと思います。

切ない
2005年4月19日 anna


DVDで初めて見ました。
切ない。生きるって誰のためなのか、なんで生きるのか、不思議な感情が見終わったあと、襲ってきました。とてもよかった。
柳楽君はじめ、子供たちのリアルな演技に映画ではなくドキュメンタリーを見てるようでした。
YOUさんも母親役、ピッタリです!!

無涙
2005年4月19日 泣き虫。


やっと念願叶ってこの作品を拝見させて頂く事ができました。ただ胸が締め付けられる想いで涙はありませんでした。泣き虫の私はもちろんこんな気持ちになったのは初めてでそのことからも考えさせられる事の深さを感じました。
自分が母になる前にこの作品に出会えたことをとても幸運だと受け止めていますし、もうすぐ未婚の母になる親友にも観てもらいたいと思います。もちろんもう誰かの親になっている人にも。
私は今、母や父、そして兄弟を抱きしめたくなりました。

子供たちを愛すること
2005年4月18日 song


話題作だからと軽い気持ちでレンタル屋から借りて見たのに、
見終わった後、心にズン、と重いものがつきささり、その夜は眠れなくなりました。
今、乳児を子育て中なので、お母さんを待ち続ける子供達の姿が切なくて哀しくて。
4人兄弟で表に遊びに飛び出すシーンでは、子供達の屈託のない笑顔に、涙が溢れてとまらなくなりました。
思わず、私の腕の中で寝息を立てる我が子をしっかりと抱きしめました。
淡々とした描写に、私自身の気持ちを静かに問われているような気がしました。

懸命に生きるって
2005年4月17日 ippei


大阪から東京へ戻る新幹線の中で見るDVDを買いに行って、何気なく手にとって買った「誰も知らない」。
新幹線に乗っている時間がちょうど上演時間と一緒だったけど、一度も視線を外す事ができないくらい見入ってしまいました。
みんなが見ているから泣かなかったけど
久々に三十超えたオヤジが泣きそうになりました。本当によかった。
色々考えさせられました。

同じ時代を生きている人間
2005年4月17日 拓未


今日初めて見ました。
正直な感想とてもショックです。
以前から、巣鴨置き去り事件の映画ということは聞いていましたが、ここまでの内容だとは知りませんでした。
実際の話であり、地元であり、88年当時、私も3歳だったので、性別は違えど、3歳の次女のところは、三男として私が入っていたかもしれないという恐ろしさもあります。
私も家族がとても大事なので、改めて、家族の暖かさ、結びつき、又、生きていくことの難しさを痛感させられました。
緩やかに流れていくストーリーの中で、大切な何かを見せてもらいました。
是枝監督の大きく包み込むような、やわらかさと、セピアの世界に魅かれました。
小さい頃の私は、茂くんに容姿も行動もそっくりなので、どこか、心の懐かしい部分に出会えた気がしました。
どうか、子供たちの笑顔を絶やさないで・・・
そして、いつか互いを思いやれる世界になれたらいいのに・・・

大人と子供の目線
2005年4月16日 ゆき


昨日、子供たちが寝てから主人と二人で拝見させていただきました。
年齢的に長男と次男が明と茂に重なり、胸が苦しくなりました。
私と同じ名前の子が亡くなった時主人の手を握りました。
今、私達の3人の子供は今の生活を幸せと感じてくれているだろうか?
普段、子供達とは別寝室です。
見終わった後、主人が子供たちの寝ている部屋に
そーっと入り、一人ずつ少しずつ添い寝をしてキスをして
自室に戻っていきました。

是非、普段忙しく育児に参加したくてもできない
父親にも見て頂くことを勧めたい映画でした。

嗚咽
2005年4月14日 けーな


号泣というか嗚咽に近い状態で「誰も知らない」拝見しました。このような映画をお作りになる是枝監督は本当に尊敬します。そして出演された特に子供達はとても素晴らしかったです。

私はこの映画がなければ、モチーフとなった事件はもちろんのこと同じ様な境遇の御家庭の事を考えもしなかったと思います。私は幸運な事に両親に愛され、何不自由なく育てられました。

そんな私が言っても何も響かないかもしれませんが、どうしても映画の中の子供達や同じような境遇の方々に言わせていただきたいのです。あのような環境で育った方々は他の人達よりも何倍も人生の素晴らしさを感じられると思うし、多くの人間を救う力を持っていると思うのです。不幸にして亡くなった子達には、何と言葉をかけて良いのか言葉が見つかりません。
しかしそのような環境を生きぬいた方々はそれだけで素晴らしいと思います。幼くて苦しんでる頃に、映画の中のコンビニの店員のように何かできることがあったらしてあげたかったと思います。

この映画に関わる全ての方に敬意を表します。
そしてこのような作品によりに幸せな家庭がたくさん生まれることを願います。

この手で
2005年4月12日 あゆみ


お母さんになって、自分の子をぎゅっと抱きしめたいな。
作品を観てから1年近く経って、そう思いました。

無題
2005年4月11日 千明


こんにちは。
昨日『誰も知らない』を見ました。
最初は柳楽優弥くんが好きだったのでどんなのかなぁぐらいに思って借りてきたんですが見てみると思った以上に大変なことになっていきました。。
でもそんななか兄弟で支え合って生きていく姿をこの映画から学びました。
遊んだりしていたシーンもすごく微笑ましかったです。
明(柳楽くん)くんは家事とかを頑張ってる中で母親が帰ってこない事にストレスを感じながらほんとに良いお兄さんだと思いました。
途中冷たくするシーンもありましたがそこはすごく緊張しながら見ていました。
ほんっっっとうに感動しました!!
出演者の皆さん、スタッフの皆さんお疲れ様でした。
これからも頑張って下さい。

よくわかるなぁ。
2005年4月10日 あーるぐれい


こどもの気持ちよくわかる。
誰にも言えなかった。
関係のないおとなにいろいろ言われるのがすごくいやだった。
可哀想がられたり、褒められるのもいやだった。
精一杯やっていた。
だけど限界があるから早くおとなになりたかった。
なんでもひとりでできるようになりたかった。
そんなじぶんももうとっくにおとなだけど、こどもの頃の淋しかったこと、悲しかったこと、思い出す。
まだ抜け出せていない。
抜け出せたとき、ほんとのおとなになれるのかなぁ。
毒には毒を。。同種療法のように、
そんなおとなの癒しになる映画じゃないだろうか。
と思いました。

感動しました^
2005年4月9日 キッズ


監督の是枝裕和さんをはじめ、主演の柳楽優弥くん、(僕と同じ歳ですが)を中心としたスタッフ、、」
大変感動する作品だったと思います。じぶんは経験もないので分かりませんがとりあえず助けたいです^^
映画の作品については大人だけというのをかかげ  自分自身も同じ立場でした。 まず最初に感じたのがタイトルでした。なんで誰も知らないなのか:
すごく気になってました!!!!
みてからはなんか終わり方が中途半端だったような気がします。続きがありそうなのでまた見たいとも思います

観て良かった
2005年4月9日 拓海


ちょうどDVDが発売された日に購入しました。
「誰も知らない」という映画があるのは知っていましたが、観ようとは思わず、偶然手に取りました

感想は一言では表しきれず、映画を通して感じたものを言葉にできない程、深く揺さぶられました。
今も何度も観ていますが、そのたびに変わらず揺さぶられ、伝わってくるものを言葉にする事ができていません。
でも「誰も知らない」という作品を知って、そして観て良かったと心底、感じています。
最後に映画の中の兄弟のような子供達が少しでも居なくなり、幸せに生きられる事を願っています

やっと
2005年4月7日 春


今日、初めてずっと気になっていた『誰も知らない』を見ることが出来ました。
見終わった今、とても不思議な気分です。心にもやもやがあります。
とても素晴らしい映画でした。

DVD購入しました
2005年4月6日 さき


劇場で『誰も知らない』が公開されたばかりの頃、話題になっているのは知っていましたが、観ていませんでした。今年4月、ついこの前、レンタルビデオ店で借りて初めて観ました。
自分の感想だけを書いてしまうと映画の最後あたり、末っ子の女の子が死んでしまったところからずっと泣いてしまいました。
短い文章で今すぐには説明できない感じですが、日本は案外ひどい国だったんだ、泣いていいんだ、人間がだれか傷ついても当然な状態の時代・社会になってしまっている、というような、・・・
毎日、今、アルバイトに通うのに電車に乗っています。電車に乗っているたくさんの人たちも、具合が悪い人や様子がおかしい人を見ても声もかけない大人がたくさんいます。私は、そういう声をかけない人が嫌いです。
…購入した、DVD、DVDを購入したことも忘れた頃、たとえば何十年後か、位に、日本がそういう、他人に無関心じゃない、不幸や弱い立場・状況に置かれた人を放って置けない、社会になっていて欲しい、・・・じゃないと勿体無い。そういう気持ちで、DVDを、ただレンタルするだけじゃなく、購入したのかも知れません。
…私も今は毎日自分のことで悩んだり行き詰ったり手一杯ですが、・・・苦しんでいるような誰かを放って置いて平気、そういう人間では居たくないと思って居ます。

無題
2005年4月5日 友喜


人間の心の中には「誰も知らない」世界が広がっていると思います。この作品は子供達の涙を一滴も流さない姿、苦しい中でも笑顔を絶やさない姿、母親の誰かを求めたいという心情、母親愛よりも恋愛が勝った事情などいろいろな登場人物の行動から、それぞれの人の世界へ何か響かせる元の何かがあると思いました。ネグレクト、心理的虐待など、どうして周りは気づこうとしないのでしょうか。この作品の子供達の場合最初にもらう愛情すら危うく、とても悲しかったです。また大人はこわいと思いました。そんな大人にはなりたくないです。
いろいろ考えさせていただきました。ありがとうございます。

2日経ったら号泣した
2005年4月3日 朝霧 裕(作家・歌手)


今日、はじめてDVDで見た。
見た日には、ショックというか、シーンすべてが
美しくて鮮烈で残酷で
でも 生命力に満ちていて そんなような、
「夢を見た」という印象だった。
でも2日経ったら、号泣した。
あの兄弟の居る同じ部屋に自分もいるような感覚が、
知らない間に、心の奥深くに刻まれていた。
<作り事>とは思えない。
今、この瞬間にも社会にある、ひとつの<事実>を
わたしは見たんだ。
作品製作者の方全員に、敬意を表します。

あの部屋は、たとえば、私の住むアパートの2階であったかもしれない。でも自分も、何にも気づけないかもしれない。そんなことを思ったら、何度でも涙が出る。

  < next  previous >  

close
Copyright 2004-2008 『誰も知らない』 製作委員会
All rights reserved.