昨日、観ました
2004年8月19日 すいみ〜
昨日、映画を観ました。
確かに残酷で悲しいお話だけど、「母親が悪い」とか「子供がかわいそう」という単純な思いは湧いてきませんでした。
それよりも、子供たちがお母さんを愛していたこと。
子供たちが寄り添って生きていたこと。
そして、母親もきっと子供たちを愛していただろうと。
そこにある「想う気持ち」が強く強く感じられて、心を寄り添いたいと思いました。
人を想う気持ちが薄れ、親が子供を、子供が親を、兄弟姉妹がお互いに手をかけてしまう今、このお話は残酷ではあるけれど、想う気持ちが見えただけ希望がありました。
映画を観終わって、感じたことをこんなにも誰かに伝えたいと思った映画はありません。そして、こうして言葉にしてもまた違った思いが湧き出てきて、また話さずにはいられないような。不思議な映画です。
是枝監督の作品に出会えて本当によかった。

ありがとうございました
2004年8月19日 ゆうた
昨日、〔誰も知らない〕を拝見しました。何とも感想の持ちようのないほんとの話が基にあって、その映画にも感想は持てなくて。眠れません。目がシパシパします。その目にあのお母さんの笑った顔が執拗に浮かびます。そして子供たちのことを思うとい
じらしく寂しさ伝わる気がします。これは感想といえる思いでしょうか。でも、ワンダフルライフを観たときと同じようにこの作品を産んでくださった全ての人に敬意を表したいんです。 ワンダフルライフという映画があったから そして、それに出会えた人生だか
らなんか意味があるみたいな気分になったりするんです。あの映画に自分の中の凝り固まっていた何かが癒された。何かが変わった。
今度の映画もまた私を少し変えたのだろうと思う。心は確かに動いている。昨日が今日に移るような何気ない変化だけれど、絶対的な。・・・・・・わけわかんないか・・・・

もういっかいみたい。
2004年8月19日 かめこ
もっかい観たいです。今日観てきたのだけど、ほんとにすごくよかったです。是枝作品を映画館で観たのは初めてでした。二時間半だから少し長いなーと思っていたけどおわってみればあっというまで、あぁひきつけられてたんだなと実感しました。にやっとしたりきーっとなったり悲しくなったり…あぁもうなんかせつなかったりいそがしい二時間半でした。是枝作品に流れるリアルな空気がとてもすきです。岩井俊二監督の作品もすごくリアルにかんじるのだけど、それとは雰囲気の異なるリアルさを感じます。
是枝監督の作品のようなドキュメンタリータッチの映画を日本人はあまり好まないんじゃないかとか勝手に心配してたんですけど(笑)
今日一緒に見に行った友達がみんなすごく感動していたので、「好まないんじゃなくて、観た事がないからおもしろさを知らないんだな」と勝手に結論付けました。これからはきっと「邦画っておもしろいのね」とかいって邦画も観てくれるようになるかなぁ(笑)
私は邦画大好きなんでこれからも邦画マニアを貫きつつまわりに布教していきます。
わけわからんことばっかながながと言ってすいませんでしたー。 是枝監督これからも作品楽しみにまっております。

観ました
2004年8月19日 yuyu
・・・。監督はいつも何を思って私に映画を見せてくれるんでしょうか?何を思えばいいんだろう?映画の仕舞から考えています。映画のような現実を よく出来たお話だったと思えたらいいなんて。。。それくらいのことを思うのに必死です。混沌としている。。監督はいつもわからなくさせるでしょ?この世の全ての道理に合わないことがなくなったら是枝裕和はどんな映画を撮るんだろう。。観てみたい。やっぱり混沌としています。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
からだがうごきだすようにしくまれたえいが
2004年8月19日 ふるや けんいち
カバンから子供が出てくる引っ越しのシーンは、冒頭の電車のシーン=映画の結末を予想させた。
スクリーンの中の大人達は子供達の状況にうすうす気づいているのに「知らない」ことにする。
そして、スクリーンのこちら側にいる私も結末を知っているにもかかわらずただ観客として泣いてばかりいた。
死が悲しかったわけではない。私が涙を流したのは、大人達の消極的な傍観がことごとく脱出の機会を奪う圧倒的な力とその力によって孤立化される子供達の圧倒的なけなげさにだ。誰かに早く助けを求めていれば…という「感想」は子供達の状況を「知らない」。
冒頭からエンドロールまでずっと私を泣かせるように仕組くんだこの映画は、ただじっと眺める私に言い訳しないからだを与えてくれたように思う。
(最初からえんえん泣いていた私にポケットティッシュを差し出してくれた方に感謝します)

大好きです!!!
2004年8月19日 堀川
皆さんは、もちろん主役の男の子に送っているのだと思うのですが、私はYOUさんを尊敬してます!!!めっちゃかわいくて、おもしろくて、優しくて。。演技もうまくて。
自分はYOUさんと同じ事務所に入るためにいま、頑張ってます
まだ中3で受験が大変なのでダメですけど。YOUさんの活躍が何より楽しみです!!!応援してます!!!

追憶
2004年8月19日 きなこ
わたしにも確かに子供時代はあったはずなのに普段はすっかり忘れて日々を暮らしている。そんな大人といわれる年齢の人たちにこんなにも鮮明に子供時代の「匂い」や「手触り」を呼び起こしてくれる作品にはそうそう出会えるもんじゃないなあ、もしかしたら出会ったことないかもなあ、なんてことを映画館からの帰り道夜空を見上げて思いました。決して「普通な」家庭環境ではないのに、「家族」や「家庭」とゆうもののもつ暖かさや拘束感、、みたいなものが痛いほどに伝わってきました。うまく言えませんが「家族」に会いたくなりました。このような作品を生み出してくださった監督・キャスト、スタッフの皆様、この作品に関わったすべての人たちに感謝したいです。

ありがとう
2004年8月19日 だかあぽ
映画を見終わって、悲しいなんて思わなかった。
子供たちは離れず生きようとしていたから。
ただ、切なかった。
今日の夜は、きっとなかなか寝付けないと思います。
心に響く映画をありがとうございます。

(無題)
2004年8月19日 子猫
私も母子家庭の子供でした。よく母が泣きながら「あんた達さえ居なければママはどれだけ楽な人生か」と私達兄弟に言いました。外からの電話で「もう帰らないから」とも。
大人になった今、彼女の女性としての心も少しは理解できるようになりました。
でもあの頃の私は「ごめんなさい、ごめんなさい、おりこうにしますからどうか出て行かないでください」と泣いてすがる事しかできませんでした。
子供が大人に愛してもらうためにできることなんてそんな事くらいです。あの心寂しい状況で最後の最後までおりこうにしていた彼らに涙が止まりませんでした。今でも涙が出てきます。

泣くこともできずに
2004年8月19日 ykk
この作品を観ることは苦しい。だから私は『誰も知らない』を好きとは言えない、だが好きになりたい。好きと素直に言えた時、私は自分の生も受け容れられる気がする。

静かな強さ
2004年8月18日 さとる
上映時間のかなり前にいったのに、すでに立ち見しかなく
最終上映でやっとみれました。
派手な効果音があるわけでもなく
誰かが泣き叫ぶわけでもなく
流れるように映像がすすんでいきました。
終了後、涙がこぼれていました。
ポタポタ落ちる涙ではなく、首筋から胸まで
伝うような涙でした。
このような映画を作ってくれて本当にありがとうございました。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
ビルドゥングスロマン
2004年8月18日 あや
先日書き込みをしたあやです。『誰も知らない』は明の成長物語だ、と簡潔に述べてしまったことに後悔しています。妹のゆきが何故犠牲にならなくてはならなかったのか、何故人は血を流さずにはいられないか、この不条理な「世界」=藤原新也さんのいう「都市の殺意」にさらされなくてはならなかったのかをよく考え直さなければいけないと思います。感情に流されず、後4,5回は観にいくつもりです。

beyond discription!
2004年8月18日 kili
この映画を観終わった後、ただただ痛かったです。
現実の「厳しさ」なんていう問題じゃない。
「生きていく」ってことそのものの姿を目や頭じゃなくて皮膚や心が露骨に感じてしまって、その気持ちを誰かに伝えたいけどなんて言えばいいのか頭じゃ整理できない、筆舌に尽くせない。
そんな感じでした。
「自分」に限りなく近い空間(現実)として感じずにはいられない映画だったんです。
もしもこの世の中の全ての悲しみや幸福の基準に「本音」と「建前」があるとするならば、その「本音」を知ってしまったような気持ちになりました。
純粋であるためには強くならなきゃならないんだって自分に問い掛けずにはいられませんでした。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
とにかく良い
2004年8月18日 マック
映画離れがする昨今、この様な良い作品をどんどん、作って欲しいです。茨城に住む52歳の脳梗塞で倒れて片麻痺が残っていて不自由な、映画大好きおじさんですが幸い左手が不自由だけで歩く事は出来るので有楽町まで行って来ました。
行った時満員で入れず、一晩東京に泊まって、次の日行って来ました。良かった泊まった甲斐があった。実に子供達の演技が、素朴で良かったです。ラストの方でゆきちゃんが好きだったアポロチョコレートを沢山入れてあげるとこはもう泣きです。書いてる今も涙が出て来てしかたありません。帰りにコンビにで、アポロチョコレートを思わず買ってしまいました。(笑)この映画を通して何が大切なのかを、感じとってもらえればと、思います。どうぞこれからも、スタッフのみなさんいい作品作りにはげんで下さい。今後を期待致します。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
沁み入る
2004年8月18日 g-j
身近な風景だった・・・。
見渡せばありそうな街並みだった・・・。
僕も同じ感覚を持った子供だった・・・。
それなのに、子供たちの生活は、僕の知らない現実だった。
胸の奥に何かが沁み込んだように、切ない気持ちでいっぱいです。誰もに無関心な誰もの日常が、この哀しみを生んだのかな・・・。
明のセリフで
「・・・冷たくて気持ち悪いとおもったんだ、それがなんか・・・なんか・・・」
今思い出しても涙がでてきます・・・。
哀しくて、切ないけれど、この子達に会えて良かった・・・

【このメッセージは作品の内容に触れています】
いつの間にか・・・
2004年8月18日 まる
悔しいと感じた。かわいそう、悲しいとかそういう感情も超えた複雑で、久々にずっしりきた。日本という国の一種の冷たさとコンビニの廃棄をもらえる温かさと豊かさが感じられた。子供4人が平日の昼間に公園で洗濯をしていても無関心なこの国。子供達の喜怒哀楽はドコにいったんだろう。子供達が泣き叫ぶといったシーンは一切ないのに。だからこそ、私は悔しいという感情を強く感じたのかもしれない。

2回観ました
2004年8月18日 wavy
実際の事件をネットで読んだ後観に行きました。実際に起こった悲惨なシーンはなく、本編はひたすら「やさしい」作品だと思います。子供達が涙を見せないところが、逆に泣けます。明が買い物帰りに、公園でボールを見つけて一人遊びをするとことがたまらなく涙がこぼれてきました。子供達がほんとに自然でよかった。柳楽君、完璧でした。。。

【このメッセージは作品の内容に触れています】
トトロは来なかったんだね
2004年8月18日 KYOKO
見終わったあと、連れと話すのにどんな感想を言ったらいいか、言葉が見つかりませんでした。感じたことがたくさんあり過ぎて、でもどれも、簡単には言葉にできない。あれから明たちのこと、毎日考えています。彼らは驚くほど言葉が少ないから、母親がいなくなったことを本当はどう感じていたんだろうって。見る側がどんな風に考えてもいい、泣いてもいいし泣かなくてもいい、笑ってもいい、怒ってもいい、悲しんでもいい。どんな解釈も許してくれる、懐の大きな大きな映画だと思いました。
たしかゆきちゃんが、小さな小さな声で「トトロっているのかな」というようなことをつぶやいていましたね。家に帰ってようやく、トトロはお母さんに会わせてくれる存在だったことに気づいて、泣いてしまいました。映画館では「泣いてはいけない、泣くものか」と思ってクールに過ごしていました、なぜなら彼らは決して「可哀想」ではないからです。でも家に帰ってからいろいろな場面を思い出して、こっそり泣いてしまいました。もう一度、彼らに会いたい、彼らの少ない言葉を、微妙な表情をもっと注意深く見つめたいので近いうちにまた映画館に足を運びます。

衝撃
2004年8月18日 あや
『誰も知らない』は特別試写会で観させていただきました。
私はリアルタイムで観た初めての是枝監督の作品は『DISTANCE』だったのですが、前作と同様に大きな衝撃を受けました。カメラは子供達に寄り添うのですが、同情から来る手の差し伸べや、哀れみの視線など一切なく、淡々と語られる物語はとても大人、というよりも、成熟した映画監督のとる映画なのだなぁと深く印象に残っています。この殺伐とした「都会」で柳楽さんが演じた少年、明に対しビルドゥングスロマンが成立したと思いました。大人になるということ、私はもう21歳なのですが、まだまだ分かりません。私達は大人のあり方というのをもう一度考え直さなければと思いました。
話は変わりますが、今回はティーチインの予定はないのでしょうか?是枝監督に聞きたいことが山ほどあります。お忙しいところ本当に申し訳ないのですが、是非やっていただきたいと思います。大変な我儘を言ってしまってすみません。
多くの人がこの映画から何かを感じられることを祈って、失礼します。
From Webmaster:
ティーチ・インの開催に関しては、現在検討中です。最新情報は当サイトおよび kore-eda.com でお知らせしていきますので、ご確認ください。

心の中から消えない映画。
2004年8月17日 武村貴世子(ラジオDJ)
かねてから是枝監督の映画の大ファンでしたので、
この映画が製作されているという話題を耳にした時から
公開を本当に待ち遠しく思っていました。
先日やっと見ることが出来ました。
見終わってから立てませんでした。
映画館が明るくなったのに、声あげて泣いてました。
やっと立てても歩けませんでした。
歩いて外に出ても、駅まで泣きとおし。
ごはんを食べながらも、泣けて泣けて仕方ありませんでした。
前作『ディスタンス』の時もこれに近い現象がアタシに起きて、
相当しばらくの間、この映画の呪縛から解かれなかったんですが、
今回も、しばらくなんともいえない気持ちを持ちつづけそうです。
柳楽くんは予想以上に素晴らしかったです。
全ては彼の目にあった。
最初と最後で彼が全く違う人物になってるかのように見えて、
震えました。
アタシが一番泣いたきっかけは、
飛行機の騒音。
そして、明の手の震え。
重なる紗希の手。
人間の心の震えは人間でしか癒せない。
そんなあたりまえのことに、
涙が止まりませんでした。
アタシはちゃんと身近な人の震えに気付いてあげているだろうか?
アタシには自分の心の震えを支えてくれる人がいるのだろうか?
気が付いたら、顔が水浸しだった自分に驚きました。
家に帰ってから、映画のスチールを見ると、
自分の過去の記憶を振り返っているよう。
撮影したのがアタシの大好きな写真家、
川内倫子さんで感激しました。
この映画の写真が撮れるのは彼女しか考えられなかったと
思います。
監督、役者、スチール、全てアタシの好きな人ばかり。
アタシには、今年この映画以上に何かを感じ、
愛せる映画が出てくるとは今は到底思えません。
こんなにも何かを感じさせてくれる映画を作ってしまった、
製作者全ての方に拍手を送らせて下さい。
素晴らしい映画です。

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