2003年7月26日 渋谷シネ・アミューズ
初日舞台挨拶

MC: 僕も出演してるんだけど一瞬なので、今日と同じ服を着てきたから見分けてください。ところで、映画の題名 『カクト』 は目覚める人、目覚める都という意味ですが、撮影中に目覚めたこと、気づいたことなど教えてください。じゃあ伊藤さんから。
伊藤: (突然振られて)えっ!あの‥‥撮影は楽しかったです。冬の撮影だったけど暖かい人が多かったので。映画っていいなって思いました。
高野: 脚本を読んだ時から参加したいと思ってたんで。オーディションで、オレってスッゲエカッコイイって言いました。最近丸くなってきたけど‥‥やっぱ俺カッコイイって思った(笑)。
加瀬: 脚本読んだ時から訳わかんない役で。年下の監督ってはじめてだったけれど、話し合いながらやるの楽チンでいいと思った。
寺島: ステテコが似合ってて、毛皮も日本刀も似合っててカッコイイ。伊勢谷もカッコイイ。彼が現場で一心不乱にやってる姿をみて一肌脱ごうと思えて。それが映画のいいところというか、素敵な現場でした。
亀石: 10年洋服の仕事をしていたんだけど、10代の頃から脚本を書いてて、夢を叶えてくれたのは伊勢谷、僕の親友です。こうして公開まで至って、まぁここからが始まりではあるけれど、伊勢谷に感謝したい。
伊勢谷: 制作時に思っていた最大限のものができたと思う。それぞれの過程で関った人が助けてくれたから。脚本の亀石も精神的にフォローしてくれたし、キャストも友達のように心配しながらやってくれた。いろいろ思うこともあった。皆も見てくれれば思うことがあると思う。今日はどうもありがとうございました!