![]() ![]() 伊勢谷友介(監督)、是枝裕和(プロデューサー)
是枝裕和が初プロデュースする"是枝プロジェクト"の第1弾ということもあり、伊勢谷友介と是枝裕和がそろってティーチ・インに登場。 −2人のコラボレーションのいきさつについては? 是枝:伊勢谷くんに初めて会ったのは、5年前の『ワンダフルライフ』のオーディションだったんですけど、そのとき彼が"監督志望なので、このオーディションに落ちても撮影現場に見学に行ってもいいですか?"と訊いてきて、とても印象に残ってたんです。 伊勢谷: その後、マネージャーにそんなこと言うもんじゃないって叱られたんですけどね(笑)。 是枝: その後、彼が作品を作っているのを横で見て知っているので、どんなもの作っているか気にはなってた。最初『カクト』の脚本を読んだとき、どんな映画になるのだろう、見てみたいと思った。何かできることがあれば協力しようと思ったんです。それがプロデュースのきっかけです。脚本が教訓的でないのもいい、と。 −『カクト』に対してのそれぞれの評価は? 伊勢谷:完璧ではないけど、がんばって作りました。後から意見をいただいて、見返してあちゃーと思ったりして。自分だけが見る作品ならともかく、スタッフからの違う見方はためになるので、いっぱい意見をいただいて、いっぱい取り入れました。 是枝: 楽しい映画になりました。僕には撮れない映画だと思う。自分には撮れないタイプの映画が生まれていくのは楽しいなと思って見ています。 −最後に‥‥ 伊勢谷:本作に出てくる俳優としてのぼくは、ちょっと3枚目な印象を与えるけど、こちらのイメージが本来の姿で。なので、ぜひ名刺がわりに見て欲しいです。 |